昭和二十四年三月十三日 御講話(7) 光録05

〔 質問者 〕烏について
  (一)その鳴き声で吉凶が判ると申しますが事実でしょうか。
  (二)烏は霊性が高いと申しますが、その声や形がそれほど美しくないのはなぜでしょうか。

 (一)これは判るんですよ。よく判る人があってねそういう人は「いま烏が仲間を呼んでる」とかなんとか言いますがよく当たりますね。まあなんの鳥でもそういうことはありますが、特に烏はそういう点がありますね。烏が鳴くと死人があるというのも本当ですね。

 (二)烏は霊性が高いんです、霊感が非常にある鳥でね、昔から天照皇大神のお使いだなどと言いますが、烏は太陽に関係があるんです。烏は霊界に行くと烏天狗になり鳥の中でも一番高くて神様のことをすべてやるんです。私の副守護神は烏ですよ。
   

〔 質問者 〕烏の鳴き声は多くの人が嫌いますが……

 ええ、たいていの人は嫌いますね。烏は人間の死骸を食べますしね、また人間が死ぬときに鳴いて知らせたりしますからね。
   

〔 質問者 〕霊性が高いのに多くの人から嫌われるのはなぜでしょうか。

 人間が嫌うんでしょ。……人間なんかなんにも判りはしませんからね。例えば芸者を見てご覧なさい。なかなかあでやかで美しくていいじゃないですか、見たところはね。しかし、実際は多くの家庭騒動なんかこれが元ですからね。(笑声) むしろ人間のいいと思うものは悪くて、反対の場合が多いですよ。

「『御光話録』五号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p~」 昭和24年03月13日