昭和二十四年二月八日 御講話(10) 光録04

〔 質問者 〕祖霊は常に位牌や墓石にいるのでしょうか。

 位牌には始終留守居がいて、それが戒名の所に憑依してます。人が拝むと多くの祖霊は集まって来るのです。また臨時に拝むときは留守居がそれを受けます。またなにかお供えして鐘を叩くと運ぶ役目の霊が出てきてその物の霊気を祖霊の所へ持って行って配るのですが、ふつう地獄から出世した霊が運搬の役目をやり、それがすむと八衢へ行くのです。

〔 質問者 〕祖霊が地獄にあるときは運搬夫のほうが上になるのでしょうか。

 ええ、運搬夫のほうが上です。そしてたいてい祖霊は地獄へ堕ちているほうが多いんですよ。……それから墓石のほうにはふだんは霊はいなくてお詣りに行ったときに出てくるのですが、彼岸などの場合はずっとその間中来ていて名前の所に憑いています。

「『御光話録』四号、19490000、19490208、岡田茂吉全集講話篇第二巻p~」 昭和24年02月08日