昭和二十四年二月一日 実生News二月 (11)

〔 質問者 〕因縁、霊線、霊統について御教えください。

 因縁は前世生きているときに交渉のあった夫婦、親子、兄弟、友人などが、今生は生まれてからそれぞれ相接近することになることを指す。霊線にも関係のあることで、俗に縁の糸とも言う。

 また人間のみならず土地などにも関係がある。見知らぬ場所へ行って非常になつかしかったり、嫌な気がするのは、前世住んでいた所とか、ひどい目にあった所とかである。

 霊統は血統とはぜんぜん違う。血統は肉体的のもので混血するが、これは前に説明した通りよいことで、人間が悧巧になる。霊統は祖先から分かれることはあっても、動き混ることはない。霊統から言えば大和民族は日本人のうち一〇〇人に一人くらいのものであろう。日本人の大部分は支那人、次は朝鮮人の霊統である。そして支那民族は戦争を好み、大和民族は平和的である。

「実生分会『実生分会ニュース』二月号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年02月01日