昭和二十四年一月十八日 御講話(16) 光録03

〔 質問者 〕大雪の年、稲妻の多い年は豊年と申しますがなぜでしょうか。

 ふつう大雪だと虫が死ぬといわれているがそれもあるでしょう。けれど、本当は窒素が多く土に浸み込むのですよ。窒素は地霊のことですがこれは断えず発散していて、上昇すると空気のある範囲まで上り、今度は雨になって降ってくるのです。それが雪ですとね、その窒素がよけい土に入りしばらく閉ざされるので上昇しにくいのです。……窒素は地軸の火の霊気です。だから雪は下から解けるのですし、また雪が降ると暖かいのです。……窒素肥料をやると窒素が多すぎるのです。だからサツマイモなんかはかえってできないのです。専門家は窒素が多すぎると石灰、硝石なぞを使うが無駄なことで、最初から使わねばいいのですよ。……稲妻はやはり虫が死ぬと言いますね。しかしそれはどんなものですかね。夏の終わりには霊界に曇りが多くなる、そこでそれを稲妻でもって浄めるのです。稲妻は火素の体で、すなわち火の霊の体です。霊界の曇り……毒素はあっちこっちに塊りをなしているのです。まあ、ゴミ箱のようなものです。それを浄めるわけですね。

「『御光話録』三号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p~」 昭和24年01月18日