昭和二十四年一月上旬 直心会報02 「信仰余話」(3)

〔 質問者 〕蜃気楼、不知火、オーロラについて

 蜃気楼は殊に北陸地方の魚津の海岸によく現われる。朝鮮の風景が、「きりぶすま」に写るのである。

 不知火--ある伝説には神武天皇御東征のみぎり古文書とか木仏を処理するため、不知火へ船に積んで漕ぎ出しその沖で処理したところが、その海を守っていた龍神がそれを守護しているというのである。その龍神がときどき浮いてくるのが光って見えると言われている。

 オーロラ--北は気多で霊が濃いとされている。そしてその霊気が濃くなったり薄くなったりするのであるが、濃くなったときに太陽の光線が当たるとオーロラとなって現われる。

「直心分会『会報』二号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」