昭和二十三年十月八日 御講話(7) 光録(補)

〔 質問者 〕もっか全国的に松が枯れていますが、どんな意味があるのでしょうか。

 松の枯れることには意味がある。六、七年前私は自動車で大磯藤沢の海岸をドライブしたところずいぶん松が枯れていた。で、「これは日本に不吉がある、天皇に事がある前兆だろう」と話したことがある。松の字は木偏に公と書き「木の王」で皇室に関係がある。天皇が今度低い所へ堕ちたからある程度枯れるわけです。一番先は琵琶湖の辺りの唐崎の松が枯れたので「なにかあるな」と気がついたのです。家の中でも木が枯れるとなにかありますよ。松ならそこの主人、他の木ならそこの眷族に関係がある。

 鬼門のほうに便所がある場合は作り直すべきだが、そんな所へ住むのはその人の霊が低いからです。作り直すことができなければ自分の霊を高くすることに努めるべきで、高くなれば自然と他のもっとよい所へ移って行けるようになるのです。頼りないようだがこれが絶対の方法です。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年10月08日