昭和二十七年三月十日 垂録07 (15) 仏事・自然農法、原子爆弾など

〔 質問者 〕仏壇の同じ段の場合は、前列と後列は、どちらが上座になるのでございましょうか。

【 明主様 】後列ですよ。

 

〔 質問者 〕柔らかいことで一つお伺いいたします。結婚前に女に過ちがあり、それを非常に気にいたしておりますが、夫に打ち明けるべきでございましょうか。どちらが正しいのでございましょうか。

【 明主様 】それは、夫の性質が、許しそうな性質だったら良いし、どうも危なかったら、一生秘密にしておいたが良い。

 

〔 質問者 〕今度問題が起きました轟夕起子と島耕二の、夏子夫人の取った行為は納得がいきませんが、どういう態度を取るのが本当でございましょうか。

【 明主様 】どうもこうもない。思う通りにやれば良い。どうせ狂っているんだからね。どうもこうもないですね。

 

〔 質問者 〕家庭裁判では、夫婦ということは一応おいて、交わりするということは、容認するということでございますが、女がその立場におかれているということが、常識では。

【 明主様 】結構じゃないですか。だって、許されないとしたら、悲劇があるでしょう。夏子夫人が我慢すれば、四方八方無事に収まるから良いじゃないですか。しかし、良いと言うよりか、それより他にしかたがないでしょう。良いとか悪いとかいう問題ではなくて、悲劇を作らないというんでね。それより他にないですね。

 

〔 質問者 〕心臓神経と言われ。

【 明主様 】よくありますよ。死霊が憑るんですよ。だしぬけに動悸がしてきて、いまにも死ぬようになる。医師は心臓神経衰弱と言いますが、それは死霊が憑くんです。それで、しばらくするとパッと治る。それは、離れるからね。

 

〔 質問者 〕それに対する方法につきまして。

【 明主様 】信仰に入るんですね。

 

〔 質問者 〕入っております。

【 明主様 】死霊が迷っているんですね。ですから、側にいる者が善言讃詞を奏げてやる。神様にお願いしてね。

 

〔 質問者 〕御浄霊はどこを。

【 明主様 】前頭部ですね。そこに憑るんだからね。

 

〔 質問者 〕仏壇のほうの供養は必要ございませんのでしょうか。

【 明主様 】死んだ人が、だれだか判らないんでしょう。
                       
 

〔 質問者 〕霊が出て、床の間の神は日本一の神で、拳骨<げんこつ>を持っていて絶えずお叱りを受け、まだいるか、早く帰れと申し、明主様の日比谷の御写真は、非常にお優しい方で、お前のような哀れな者はない。人に生霊をかけるなんて……哀れな者はないと申され、床の間は非常に厳しいと言っでおりますが、終いに離れました。

【 明主様 】はっきりしていいですね。

 

〔 質問者 〕無肥料栽培で藁を小さく入れますと、針くらいの大きさのドブにいるミミズが湧き、発芽が悪いそうです。どういう原因でございましょうか。

【 明主様 】肥料がそうとうあるんでしょう。

 

〔 質問者 〕二年目でございます。

【 明主様 】二年目じゃしようがない。発芽しないことはないんですがね。

 

〔 質問者 〕私どもも、そういうことがございますが、神様から種が不適当だからというのではないかと、他の種に変えさせていただきますと、出てまいります。

【 明主様 】ははあ、肥毒を多く食った種と、少なく食ったためですね。
 

〔 質問者 〕ミミズが湧くのは。

【 明主様 】ミミズが湧くのは良いんですがね。

 

〔 質問者 〕たくさんで、中でダンスをしており、下から持ち上げてしまいます。

【 明主様 】初めて聞いたがね。

 

〔 質問者 〕それは、肥料がうんとある所にできますミミズで、汚いドブかなにかに湧くものでございます。

【 明主様 】糸ミミズというのですね。ボーフラの一種ですね。

 

〔 質問者 〕それを全滅させますには、いかがいたしましたら。

【 明主様 】客土すれば良い。

 

〔 質問者 〕客土するよりほかにございませんでしょうか。

【 明主様 】客土すれば肥料がなくなるから、それが一番良いでしょう。

 

〔 質問者 〕無肥料栽培で以前からいたしておりますが、成績が悪く、種はどうしてるか聞きますと、有肥の種を使用しておりました。現在、無肥料栽培をいたしておりますが、種に気がついておりませんので。

【 明主様 】そうなんですよ。

 

〔 質問者 〕原子爆弾の調査の通知をいただいておりますが、広島での体験がございました。その当日お道を奨めにまいり、友人でございますが、私に会うことを拒否した人は全部駄目で、入信した人は全部助かっております。

【 明主様 】それが、原子爆弾を避けるような所に行って助かったのか、直接の所で助かったのかね。

 

〔 質問者 〕両方ございますが、充分調査いたしまして。

【 明主様 】そうです。細かく調べてください。私は、御守りを入れていれば、原爆の光線を防ぐということを、思われるんですがね。なぜ、確実に防げると言わないかと言うと、霊界の火素の関係ですが、火素が強くなれば、完全ですが、いま、はっきりは言えないんです。結局、原爆を免れるということは言えるんですね。

 

〔 質問者 〕御浄霊いただいていた人は、裸で御守り様はおはずしいたしておりましたが、かすり疵<きず>一つ受けず、また役所に行く時間に、御浄霊に来たために助かり、娘さんで学徒動員に行っておりましたが、その日は御浄霊をいただきにまいり助かりました。他の……学徒動員で行っていた人は、全部死んでおります。

【 明主様 】できるだけくわしくまとめてやってください。そうしたらアメリカにやってやろうと思っている。アメリカなんか非常に関心を持ってますからね。この間聞きましたよ。牧野ジョセフさんがね。アメリカのほうで、原子爆弾の被害をいくぶんでも少なくするというので、非常に気を揉んでいるというので、少しでも逃れられるということがあったら、たいへんなことですよ。これを世界的に発表したら、たいへんなことになりますよ。そうすれば、一躍救世主ですよ。いま一番恐いのは、原子爆弾だからね。これがなんでもないということになれば、戦争なんかないですよ。

 

〔 質問者 〕土地なども、かえって豊穣になっております。

【 明主様 】そうですよ。学者は、七五年間は作物ができないということを言っていたが、そんなことがね。

 

〔 質問者 〕片端の子が多いということを。

【 明主様 】いい加減なものでね。

「『御垂示録』七号, 講話篇第六巻p33~p40」 昭和27年03月10日