御伺い Y・T(三四歳)昭和二三年八月より手足が絶えず痙攣し、医診では震腺麻痺とのことで、ペニシリンその他の医療を二五年一〇月まで入院して続け、ついに全身硬直し寝たままにて、身体を動かすこともできなくなり、医者に見離され退院しました。二六年四月より御浄霊をいただき、御守護により上半身は硬直が治り、眼玉も手も動くようになり、先月は初めて洗面器一杯程度の嘔吐があり、一時は腹が膨りましたが、現在では小さくなりました。しかしまだ、足、腰はぜんぜんきかない状態でございます。なお、食事は大食のほうでございます。霊的原因の有無、ならびに御浄霊の箇所を御教えのほどお願い申し上げます。
御垂示 震腺麻痺……麻痺じゃない。震えるんだから、反対だ。これも死霊ですね。死んだときの状態が出ているんです……痙攣とか麻痺とかいうのはね。それから、ペニシリン……医薬を服んで、全身硬直という病気を作った。これはお医者がこしらえた病気です。まさか、礼言うわけにもいかないが……それで浄霊によって、薬毒が減ったんで動いてきたんですね。これはもう一息ですよ。それで全身がすっかり動くようになって、すっかり治りますよ。光明如来様はまだお祀りしないんですか。
御伺い 本人は入信いたしておりませんので。
御垂示 早く入信して、光明如来様をお祀りして、徹底的にやらなければいけないですね。そうすれば治りますよ。病気はたいして重いものではない。霊が主ですから、信仰が一番ですね。
「『御教え集』五号、岡田茂吉全集講話篇第五巻p」 昭和26年12月06日