昭和二十四年一月上旬 直心会報02 「信仰余話」(1)

〔 質問者 〕墓碑建立につき常識的に留意すべき事項、例えば方向、形状、盛土の高さ等々、その種類につき御教え願います。

 まず方向ですがこれはどちらでもよろしい。仏教では西方浄土と言いますからその団体に所属していた人であれば西向きがよいでしょう。

 また神道では北を尊びますから北向きがよいと思います。

 形状は昔から用いているものでよい。高さも台石から一尺五寸くらいが適当でしょう。龍の足も猫足もよい。

 石の種類は白いほどよい。黒っぽいのはよくない。

 まわりに植える木は常緑樹であまり伸びない木がよい。Эとか高野まきとか「かなめ」等々他は従前通りふつうでよろしい。

「直心分会『会報』二号、岡田茂吉全集講話篇第三巻p160」