気宇<きう>はつとめて大きく持つことです。「青年よ大志を抱<いだ>け」とクラーク博士が申しましたように、どうしても志を大きく持たないといけません。
信仰の純粋なのは結構でありますが、あまり小さい誠<まこと>で固まっていますと、大きな世の中の動きから掛け離れてしまいます。ですから、自分の立場において細心<さいしん>の注意を払<はら>うことは、一番大事な根本でありますが、やはり、大局を見ながら自分の立場とタイアップさせ、つながっていくことも必要であります。
要するに、大きくつかみ、細かく動くということであってほしいと思います。