大神、神、尊、命に就て

 「大神、神、尊、命とどういうふうに違いましょうか」

 人間の一番偉いのは命といい、普通人間が死んでつける。

 尊ーこれは生きているうちから位のあった人につける。命より上になる。例えば素蓋嗚尊<すさのおのみこと>等そうである。又神が人間に生れた場合にも尊をつかう。

 大神ーこれは主の神をいい、只神と申す時は普通の神である。主神は体はもたれぬが唯その表現神はある。

 すべて神様の事は固定的に考えてはいけない。融通無碍である。
しかし国常立尊の様な神は大神といっていい。次に参考にいうが、人間の場合一番上が麿で、次が丸、次が雄、男、夫という順序になる。 

「教えの光」 昭和21年05月20日

教えの光