国常立尊がこれから腕を揮われる

 それから、もう一つお話したいのは、今度大草さんと、松井という人と鈴木正吾という元代議士ですがーーこれは皆良く知っているでしょうーーこの三人の人が東北の方に講演旅行ですかね、それをやったが、一番最初にやったところは青森県の一番隅で大畑町ですね。これは日本でいえば一番北端でしょうね。そこを最初にやったんですがね。非常に盛んだったそうです。小さい町でしょうが、千人から来たそうです。

 で、今度神様は、本格的に開かれ始めたんですね。何時も言う通り、東と北が霊ですからね。そこで、そこから南と西に向って行けば必ず成功すると、何時も言ってますが、そういう意味です。そこで、私は東から西に来たんです。これも何時も書いてある。日本の東は東京で、東京の東が浅草で、浅草の東が橋場というところです。そこで私は生れて、それから段々西に来たんです。そして、西に来るに従って私の仕事が大きくなったんですね。社会的にも知られる様になった。そこで、メシヤ教が本当に開くにも、東北の端からが本当なんです。

 それで、神様が腕を揮われるといいますか、それが国常立尊という神様で、これは艮の金神(うしとらのこんじん)で、その神様がこれから腕を揮われる。そうすると、やっぱり、艮の一番端からという事になる。それから段々西の方へ西の方へと行く。講演行脚もするしーーそういう順序で開いて行く。それが本当の開き方です。今までは基礎的のものですね。

 去年の事件で整理して、今度は本当の順序でやるんです。神様のやり方は何とも言えないですね。そんな青森県の端の方でーー私は聞いた事もないからね。そこに案外信者が熱心で、実に驚くですね。
 今までの信仰は全部西から出ている。東から出ているのは、日蓮宗とメシヤ教だけです。

「御教え集第2号」 昭和26年9月1日

御教え集