自然農法は、けっして、生産者だけに御教えをいただいたのではないのですから、消費者<しょうひしゃ>といえども、もっと関心を持たなければいけないと思います。そこで、なんとかして自然農法のものを、少しでもいいから食べようという気持になっていただきたいのです。
それで、庭の片隅<かたすみ>に一坪(三・三平方メートル)なり二坪(六・六平方メートル)なり空地があれば利用して、そこへ本農法を実施<じっし>されますれば、いつも清浄で新鮮<せいじょうしんせん>なものが得られ、月次祭<つきなみさい>には菜の葉一枚でも、誠のこもったものが差しあげられるというものです。
また、アパート住いで空地を持たない方ならば、植木鉢<うえきばち>にでも摘<つ>み菜<な>ぐらいは作れましょう。夏ならば茄子<なす>やピーマンだって結構できます。かように、心がけひとつで神様にお供えさしていただき、お下がりでおかげをいただけます。
すでに実施され、神饌用<しんせんよう>、日常用に供しておられる方もたくさんありましょうが、まだの人は、ぜひ実施していただきたいものです。これは天産自給<てんさんじきゅう>の雛型にもなりますから、神様は喜ばれます。要は生産者、消費者を問わず、本教人の家庭なら一坪(三・三平方メートル)以上の実施菜園があるように、早くなってほしいと願うものです。