常識を養う努力

 人間は考える葦<あし>ともいわれ、読書の習慣を身につけることが大切と思います。明主さまもご病弱なお若いころは、読書によってなぐさめられ、独学<どくがく>されたとうけたまわっておりました。信者のみなさまは外分<がいぶん>(体的)の修業とともに、御教書拝読によって内分<ないぶん>(霊的)を培<つちか>い育てておられることはよろこびにたえませんが、御教書だけではやはり時代のズレもできてまいりますから、新聞が必要のように、ひまがあったら、ひろく良書<りようしよ>を読むことであります。それによって一般常識が養われ、批判力がつき、趣味もたかめることができ、お道のみちびきには、とくに役だつものであります。

「栄光 四二七号」