人間の義務──共存共栄の世界の建設

 人間は被造物<ひぞうぶつ>でありますから創り主<つくぬし>に対する従いの心、随順<すいじゅん>があるべきはずであります。その随順ということは、宇宙<うちゅう>を造られた絶対の神様のご意志に従うことであります。

 この創り主によって調和<ちょうわ>の世界は造られてあるのであります。ですから、いかに超人的<ちょうじんてき>の智慧<ちえ>があろうと力量<りきりょう>があろうとも、人類を破滅<はめつ>させるというような勝手気儘<かってきまま>は、本来許されないものであり、それが世界の道義<どうぎ>であり、人間の道義なのであります。

 また、順序<じゅんじょ>というものがあって、神様と人間との順序を破壊<はかい>すれば、神様のご意志に反<はん>抗<こう>するわけであります。それで、そういう世の中はけっして長くは続かないし、世の中のあらゆる悩<なや>みがそこから生じてくるのであります。

 人類というものはどこまでも神の子として、互いに愛し、愛され、そして、神様の理想とされる共存共栄<きょうぞんきょうえい>の世界を造っていく、という義務があるのであります。すなわち、人間に与えられた使命というものはいま言ったように、地上に天国を建設していくことにほかならないのであります。