神様は人間万物の祖<おや>であり、創り主でありますから、たえず人間の方へつながっておられますが、人間の方でこれを断<た>ち切れば真釣<まつ>りがなくなります。つまり、神様はつなげてくださっても、人間の方で神様を認<みと>めないとすれば、人間の方から神様にいく線が断ち切れてしまうところに、すべての悩<なや>みがはじまっているわけであります。だいたい、神様を認めないというのは、真理に反しております。
人間は生まれながらに神様の御用をする、これが使命であります。万物に命があるのは、これは命令<めいれい>があるということでして、創り主から使命を持たされているのであります。山でも川でもみな使命を持っています。ことに、人間には大切な使命が授けられているのです。
では、その使命とは何かと言えば、神様に代<か>わって人間が相協力して、永遠無窮<えいえんむきゅう>に栄える天国を造っていくということであります。これは人類共通の使命なのです。むろん、これは一番大きな使命ですが、同時に個人個人が特性<とくせい>を持たせられて、個人として家庭をつくり、個人の向上完成をはかり、家を整<ととの>えるというような小さな使命もあります。
この大と小との使命、これをふたつながら関係を持たせて、両方ともこの使命を果<は>たすというのが、人間の正しいあり方であります。