人は祖先に基き、祖先は神に基いている

 人間というものは祖先に基<もとず>き、祖先はまた神に基いているのであります。この順序のとおり、祖先を大事に思う方は、その祖先の親である神様をまず各家にご奉斎して、同時に、ご先祖さまを祀るということであれば、これが一番いい状態なのです。

 ご先祖さまだけを大切<たいせつ>にしてお祀りしても、子孫<しそん>が神様をお祀りしなければ、ご先祖さまはご加護<かご>を受けにくいのであります。やはり、ご先祖さまを守るのは神様なのでありますから、現界にいる人間がご先祖さまに代<か>わって、神様をお祀りさせていただくのは、私ども子孫の義務<ぎむ>であろうと思います。

 そうなれば、また、ご先祖さまのお喜びを受けて、私どものすること、為<な>すことが守られ、同時に、また、神様を祀ってあれば、神様の偉大<いだい>なお光を受けながら、善<よ>いJことならば必ずその達成<たっせい>を助けていただけるのであります。このように正しい行ないをしながら、正しいご神徳を受けて、正しい世の中を作っていくということに、邁進<まいしん>させていただきた いと思います。