いじけては、何ごともできないのですから、反省と同時に、何クソという度胸<どきよう>がなければ進歩できません。人生に浮沈<うきしず>みはつきもので、晴曇<はれくも>りのようなもので、一番上にほ日月<じつげつ>のお照<て>らしが不断にあるのですから、自信をなくす必要は少しもないのであります。衰運<すいうん>のとき、太平楽<たいへいらく>を並べていられるような度胸さえあれば、必ず運が向いてくるのであります。
神様はなかなか巧妙<こうみよう>に試されるので、わざと落としてみて、信仰の強弱を試されることもあるのでして、その場合ビクリともしなければ、これはちょっと使えると恩召<おぼしめ>して、改<あらた>めて御用を授けてくださることもあります。何ごとも度胸ということが必要であります。