第二、第三の自分を作ってゆけ

 長いあいだ信仰して、御教えは百も承知のつもりの私も、肝心の実行力においてはほとんどゼロで、ただ御教えの知識者にすぎないことを発見する時、つくづく情けなくなり、全くイヤになってしまうのです。

 そういう際、明主様からよく、つぎのようなお言葉をいただきました。『自分がイヤになったということは、新しい、よりよい自分が生まれ、古い自分に対する批判力が出たのだから、大変結構なことだ。人間はだれしも第二の自分を作らねばならぬ』 と、大いに勇気づけ、退嬰を戒めて下さいました。