結核は絶対に伝染しない
今日結核は伝染するものとして非常に恐れられ、その為の国家及び個人の手数や負担の莫大なる事はまことに驚くべきものがある。一般世人の伝染を恐れる事甚だしく、親子夫婦といえども接近し語り合う事さえ医師から厳禁せられている。し …
結核と精神作用
すでに説いたごとく、現代医学が結核増加の役割をしているという事は、真実とは思えないほどの悲劇である。しかるに精神的方面においても拍車的役割を演じつつある事に注意を払わなければならないのである。 元来我々人間が他の動物 …
結核の経路
結核初期に到るまでの経路はさきに述べた通りであるが、次の段階からが問題である。すなわち医師はまず絶対安静、薬剤使用、栄養食、空気療法等を奨めるが、空気療法以外はいずれも浄化停止療法である。まず安静法は最も効果ある衰弱法 …
薬毒
今日まで、西洋医学においては二千五百年以前ヒポクラテス創始の医道以来、又支那の医祖伏羲によって五千年前創始せられた医道はもとよりあらゆる病気治療の方法は、ことごとく浄化作用の停止以外には出でなかった事はすでに述べた通り …
三毒
あらゆる病原は然毒、尿毒、薬毒の三毒に因るという事はすでに説いた通りであるが、これ等を一層詳しく述べてみよう。まず然毒とは何ぞや、これは薬毒の遺伝ともいうべきものであって、薬毒が何代かの人体を経てついに変化し一種の毒素 …
種痘はいかにすべきや
既説のごとく種痘によって然毒の排泄を抑止し、それがあらゆる病原となるとすれば、種痘は断然やめなければならない事はもちろんである。しかしながら種痘廃止の結果として天然痘に罹患するという事もまた堪えられない苦痛であろう。因 …
医学は科学か
今日何人といえども、現代医学をよって科学であると信じないものはないであろう。しかしながら私は科学ではない–というのである。 本来自然科学とはあるがままの自然の実体を掘り下げてその法則を探究し、規準を生みそ …
伝染病と黴菌
今日医学においては病原はことごとくといいたいほど黴菌に因るとされている。そうして微小にして顕微鏡でも見る事を得ない黴菌を濾過性黴菌と称している。 医学における解釈は次のごときものである。 「感冒、ジフテリヤ、百日咳、 …
栄養学
現代医学における栄養学は相当進歩されていると一般に思われている。そうして医学における解釈は次のごとくである。 (某専門家の記事による) 「私どもは、毎日誰でも三度は大概欠かさずに食事をする。これは日常体内で失われる物質 …
長命の秘訣
およそ世の中に長寿をこいねがわぬ者は一人もあるまい。しからば長命者たらんとする確実なる方法ありやと問えば、私はありと答える。昔から長命の秘訣として唱えられたものに、食物、飲酒、入浴、運動、禁性欲等を挙げるが、いずれも幾 …