著書

兇党界

 兇党界とは悪魔の世界であって、一名邪神界ともいう。この団体は常に正神と対抗し続けている。正神の方に八百万の神あるごとく、邪神の方にも八百万ある。そうして正神は善を行わんとするに対し、邪神は悪を行わんとし常に相対峙してい …

善と悪

 私は神と悪魔について説こうと思うが、これはまことに困難である。何となれば人間は人間であって神でもなければ悪魔でもないからである。しかしながら人間には自由がある。ここでいう自由とは自由主義ではない。しからば何か、それは人 …

守護神

 いかなる人間といえども正守護神、又は守護霊なるものが霊界に在って付随し、常に守護している事である。そうして人は神の子であり、神の宮であるといわれるが、既説のごとくそれは神から受命されたすなわち神の分霊を有しているからで …

祖霊の戒告

 本来祖霊はわが子孫に対し、幸福であり家系が栄える事を願望しつつある結果、その目的に背馳する所の原因である過誤や罪悪を子孫に行わしめざるよう、邪道に踏入らぬよう不断の警戒を怠らないのである。したがってその子孫がたまたま悪 …

神憑り

 昔から神憑りなるものはすこぶる多く、その種類も千差万別である。そうして現代識者といわれるほどの人等は全然迷信と片付け一顧だも与えないばかりか、神憑りなる言葉さえ嘲笑的意味にしか使用されないのである。しかしながら私の研究 …

病気と霊

 病気とは浄化作用の発生とその過程である事は詳細解説した通りであるが、ここに霊に因る病気の相当多い事も知る必要がある。これ等も昔から相当唱えられて来た事で、特にある種の宗教のごときは病原のほとんどは霊作用としている位であ …

肺結核

 医学上、結核は病菌の感染に因るとされているが、実際はさきに説いたごとく誤れる医療の為と、今ここに説くところの病霊に因るというこの二つが真の原因である。  まず一家庭内において子女の一人が結核に罹って死亡する。と間もなく …

精神病

 精神病は全くの霊的病患であるが、ただ発病の動機は、肉体的毒素の誘引による事がそのほとんどである。まず原因から説いてみるが例外なくこの病気は不眠の持続からである。不眠の原因は内的と外的との二種あってまず内的より説くが、そ …

癲癇

 癲癇は、精神病と等しく原因は憑霊であるが、ただ異る所は癲癇は一時的発作的である事と、その症状が多種多様である事とである。そうして癲癇のほとんどは死霊の憑依であるから、発作するや死の刹那の状態を表わすのである。譬えばよく …

小児麻痺

 この病気は真症と擬似と両方あるが、医学ではその区別を知らず混同している。しからば真症とは何か、というと、原因は霊的で、その多くは脳溢血で急死した霊の憑依である。したがってその症状は脳溢血と同様で言語不能、半身不随等であ …