著書

リョウマチス

 この病気は急性と慢性とあり、いずれも腕、手指、膝等の関節部に毒素集溜し、紅く腫脹し、高熱と共に痛苦はなはだしいのである。医療はこの場合ギブスをよって、患部を動かぬよう物に触れぬようにして固めるのを唯一の方法としている。 …

癌病

 癌は既説した胃癌の外食道、咽喉、子宮、乳、肝臓、肺臓、腸、舌、肛門、頬、顎等、癌の種類はすこぶる多く、又癌そのものも種類があり、医学においても今日まで数種の発見がある。又癌に酷似せるものに肉腫があるが、これは癌よりも治 …

痔疾患

 この病気は日本人特有のものであろう。種類も脱肛、内痔核、外痔核、出血、掻痒症、痔瘻等がある。  いずれも浄化に因る膿及び毒血が肛門部から排泄されようとする為である。本医術によればいずれも容易に全治するが、ただ痔瘻のみは …

脚気とバセドー氏病

 脚気も日本人特有の病気で、原因は医学で唱うるごとく、白米中毒である事は間違いない。ゆえに療法としては糠を、食後茶を飲む時、普通匙に一杯位服用すれば、大抵は一週間位にて全治する。又副食物を多く摂る事も効果がある。昔から脚 …

花柳病

 花柳病は、医学上硬性下疳すなわち梅毒及び軟性下疳と淋病の三種とされている。もっとも医学は近来今一種発見され第四種ありとしているが、ここでは三種だけの説明で足りると思う。  硬性下疳は医学上スピロヘータなる黴菌によって、 …

精神病及び癲癇

 精神病と癲癇はまことによく似ている。原因は霊的で、後に詳説するが、これ等の疾病は唯物的医学がいかに研究するといえども解決は絶対不可能である。しかるに近来脳の手術によって癲癇を治癒せんとする医家があるが、これ等は徒労でし …

婦人病

 婦人病にも種々あるが、最も多いのは子宮に関する病気である。すなわち子宮内膜炎、実質炎、周囲炎、前後屈、発育不全、筋腫、癌等であり、内膜炎は子宮内壁に白帯下 による毒素が汚穢として付着する。その為のカタルによる浄化微熱の …

腫物及び火傷、切傷

 腫物には瘍疔はもとより、普通の腫物、結核性、毒虫の為等種々あるが、いずれも浄化作用であって、体内の不純物が毒血膿汁となって皮下に集溜し腫脹し、皮膚を破って排泄せられるのであるから、全く生理的自然作用ともいうべきで、放任 …

乳幼児及び小児病

 乳幼児及び小児に関する病気といえば、まず消化不良、便秘、疫痢、麻疹、百日咳、肺炎、喘息、脱腸、ジフテリヤ、腸炎、小児麻痺等であろう。乳児における消化不良は最も多く嘔吐、青便、泡便等の症状であるが、嘔吐にも単なる飲み過ぎ …

腎臓医術と若返り法

 本医術は一言にしていえば腎臓医術ともいえるのである。さきに詳説したごとく、病原としての毒素は然毒、尿毒、薬毒の三種で、その三毒が最も作用する局所としては腎臓である。まずその順序を説いてみよう。  人間がこの世に生を享け …