書籍

たとえ干物一枚にも誠はこもる

 ある日、信者さんから干物の献上がありましたが、明主様は干物は平生あまり召上がらないからと、差上げるのを控えていたのです。  すると、献上品目録をいつも明主様にごらんにいれますが–その目録に干物と書いてあるの …

だぶだぶズボンでも誠があれば

 お届けするものでお教えいただいたことがあります。  終戦直後のこと、アメリカから物が送れるという許可がおりると同時に、私の教会の布教師のところへ、アメリカへ行っているお姉さんのところから、日本は敗戦で大変だろうと、衣類 …

『私は信者の誠を食べている』

 明主様は、ふかし芋がお好きで、毎朝召上がっておられましたが、特に川越産のお芋が大好物で、八時ごろふかし芋をよく召上がられました。  あるとき、その川越産のお芋が献上されましたが、その年は全国的にお芋が不作で、献上された …

信者のまごころを考えよ

 昭和二十五年の一月か二月ごろでした。  私は清水町仮本部の御奉仕をしていましたが、私たちの部屋の障子がところどころ破れていましたので、私は不器用な手つきで、切り貼りをしました。  それを明主様がごらんになって、『おまえ …

せんべい一袋にも感謝して

 東京の宝山荘時代というのは、物資不足の時でしたから、魚一匹でも、乾物のひとつでもご献上させていただきますと、ほんとうにお喜びになっていただきま した。  それから箱根、熱海とお移りになってからも、誠をもってやらしていた …

まごころこそ最大の献上品

 明主様は、信者さんの献上品に対する感謝の心づかいを、非常によくなさいました。  たとえば、魚にしても、自然農法で出来たにんじん一本にしても、おあがりになる時はおいしく召上がられて、『これ、だれが持ってきてくれたのか』と …

誠をつくすところに救いがある

 明主様は何ごともお見通しであられました。  かつて支部月次祭の御玉串料をとりまとめて、お礼参りに伺った時です。私がその日の家賃の支払いに困っていることを見抜かれて、家賃に相当するお金を、お渡し下さったことがありました。 …

奉仕には金よりも誠が肝心

 御奉仕ということも、明主様は、その人によっていろいろと御教えになっています。  たとえば、「家庭が苦しいから、御奉仕も十分に出来ません」と言う人があると、『きみの言うことも合っているよ』とお答えになります。その人は、そ …

献金の額より誠が大切

 ある時、特別な金がはいりましたので、私の先生を通じて献金をさせていただきました。いまの金額にすれば、相当多額のものだったのです。その献金の御奉仕から、先生が私を連れて明主様のところへお伺いするからと言われ、宝山荘に連れ …

勇気をもって御教えに従え

 私の先生が帰幽された時、明主様にお目にかかって、「先生が亡くなり、私の教会もまだ小さく、金銭の御奉仕も十分に出来ず、申しわけのないことでございます。今後はどんな心持ちで進んだらよろしゅうございましょうか」と申し上げまし …