『御神業がおくれる』
明主様は、寸秒の時間も大切になさいましたが、いつか夜分お蔭話をお読み申し上げておりますとき、 「おひかり」に御霊をお人れになりながら、聞いておいでになったことがありました。 私は大きなテーブルを中心に、明主様と向かい …
神聖な浄霊の時刻におくれて
明主様は時間に非常にご厳格で、『早いのは五分ぐらい早くともよいが、遅れるのは一分でもいけない』と、常日ごろおっしゃっておられました。お三時しかり、お食事しかりで、すべてにおいてでした。こんなことがありました。 明主様 …
笑って『ハイ、サヨウナラ』
明主様はお忙しいご日課でしたから、お時間の貴重さを認識いたし、時間の浪費を考えましたら、くどいお話は申し上げられないはずですのに、何か申し上げる場合、ともするとくどくなりがちで、しかも用事がすんでも、なお、言葉を続けよ …
お仕事の方が時間にはまっていく
明主様のお仕事のことを考えると、お仕事の方がピタリピタリと時間にはまって行くという感じでした。時間に追われてというのではなく、時間の方を追っていらっしゃいました。 “あっ、時間だから、あれを書かなければ……”というよ …
『不正確な時計なら持つな』
明主様が“お三時”を召上がるのは、午後三時と時間が決まっておりました。その場合、三時きっかりにお持ちするよりも、『五分前に持って来なさい』とよくおっしゃいました。『遅れてはいけない。早い分には五分ぐらい早くてもよい』と …
『あんた、もう時間だよ』
よく明主様に、“何分間でも結構ですから”と言って、御面会のお許しをいただき、お会い出来さえすれば、もうしめたものぐらいの甘い考えで、お会いした方がありましたが、そういう場合、『あんた、何分間と言ったね。もう時間だよ』と …
入浴時間まで観察
明主様のご日課は、チャンと一定のスケジュールが決めてあって、一分一秒といえども無駄にされませんでした。ですから、お側で御用する私どもも、時間の点はよく注意してお仕えしておりましたが、明主様はその点、奉仕者の一挙手一投足 …
『きょうからは両輪だね』
昭和二十四年の七月十七日は、私たちの結婚式の日でした。そして、このことは、私の先生を通じて、明主様にご報告いただけることを私は喜んでいました。 その日、午前中準備で意外に時間を食い、しかも、床屋が一生懸命、入念にやっ …
ご自身執筆の原稿の扱い方
明主様は、ご執筆の際お使いになる机の上には、決して原稿以外はお載せになりませんでした。 たとえば、タバコ盆とかマッチといったものは、必ず、一段低い脇台を側に置かれて、その上に置かれました。そしてご自身お書きになった原 …
スイッチを入れたテープレコーダーのように
明主様は、毎晩午前二時になりますと必ずご就寝になりましたが、時には御論文の口述が中途で終わることがありました。そのような場合、『あとはあすにしよう』とおっしゃって中止されました。 そして、その続きを翌日されるわけです …