景仰

『苦しむのも結構じゃないか』

 私がお世話させていただいていた信者の方で、それは奥さんですが、非常に浄化のきびしい方がありました。  病気はよくなったのですが、その他の面で、つぎからつぎへと苦しいことが起こって来るのです。苦しいことが起こるのは、その …

子供抱えても御用する因縁

 昭和九年ごろ、三人の子供を抱えて、支部のお仕事は、毎日お取り次ぎ、月次祭、出張と忙しい日々でした。  当時主人は、ほとんど毎日お側にあがっておりました。ある日、きょうは帰って来てほしいと思い、応神堂に電話しましたが、や …

常に執着をなくす心がけ

 あるときの御面会で、ご講話も終わりに近づき、明主様は一段とお声を強くせられ、『きょうは、みなさんにおみやげとして良いことを教えましょう』とのお言葉に、思わず聞き耳を立てた私たちに、執着というものが、いかに間違ったことで …

あせりを殺すのも修業

 昭和二十五年のある日のことです。ご浄霊とご指導をいただくために、お邸に参上しました。  「きょうはお邸が静かですね」と申し上げたところ、『ああ、家の者が休みをほしいと言うものだからね。きょうは休ませたよ』と静かな笑いを …

順序──忙しい時ほど気をつけて

 明主様は、順序ということを厳しくおっしゃいまして、私がご浄霊に五分ぐらい遅れてしまったことがあった時、『きみは私に治されるのだから、私より先に来て待っていなければいけない。治す人が待っていて、治される人があとから来たら …

指導者には特に厳しい順序の教え

 明主様が、地方巡教を一番最初になさった時、名古屋から京都へお回りになり、その帰りの時にお供させていただこうと思って、明主様のお乗りの車両のところへご挨拶に行きました。  その時、明主様は管長さんとお話なさっておられまし …

神を知らぬから順序がわからぬ

 昭和二十七年四月、明主様が京都へご巡教になられた時のことです。  私は結核の再浄化で、クタクタになっていた時でした。明主様が夕方、京都朝日ビルのアラスカ(料理店)へお着きになるのですが、予定より時間が遅れたんです。   …

挨拶にも順序がある

 ある日、私たち弟子は富士見亭に集まっていたのですが、そこへ長唄の稽古から二代様が帰ってこられました。  そして、私たちが“こんにちは”とご挨拶する前に、二代様が、「よくいらっしゃいました」と言われたのです。  すると、 …

座席の順序が逆であれば

 かつて宝山荘時代、私は受付事務を担当させていただくこととなり、一人の助手と玄関の広間に並んで御用につきました。  ところが、ふたりのあいだには、妙に不可解なトラブルが起こるようになり、気分的にしっくりゆかなくなって来ま …

順逆を知り、順道を行け

 明主様が水晶殿にお出ましの時で、風がたいへん強かったある日のことです。  いつもは水晶殿をごらんになられて、それから救世会館にお出ましになり、お帰りになられるのが順序だったのですが、私は、その日あまり風が強いため、会館 …