景仰

御用に専念──これが天国的修業

 昭和二十五年法難の折、私はしばらく碧雲荘の玄関番をしたことがありました。言ってみれば、碧雲荘の若い執事です。  その時、私は最初に明主様に申し上げたのです。「私はおそばでの御奉仕の経験がございません。これからどういう心 …

何がバカバカしいのだ

 宮城県の細倉鉱山に行って、あることを調べて来るように──と、明主様から言いつかったことがありました。  鉱山へ行って、目的の会社を訪ねましたが、課長が留守で、一週間ぐらいは帰って来ないというのです。  一週間も宿屋に泊 …

足が痛くて御用ができるか

 昭和二十二年ごろ、私は足にネン毒が出て困っていました。  秋田の鉱山の御用をしていたのですが、その鉱山から帰って来て、箱根に伺い、明主様にご浄霊をお願いしました。  ちょうどその日は御面会日で、同じようにネン毒に悩んで …

体験は多いほどよい

 明主様が東京玉川のお宅で、まだご治療をしておられるころ (昭和十五年ごろ)のことです。  ある日、「私は道楽もしましたし、デタラメもしました。こんなことでお道に専業出来るでしょうか」と申し上げましたところ、明主様は『そ …

光のつぶてを全人類に

 私の入信した動機は、長女がお救いいただいたからです。そのお礼に、はじめて大森のお邸に、明主様をお訪ねしました。お目にかかった瞬間、私は無条件に明主様に平伏してしまいました。  それから一週間、泊り込みで教修をいただきま …

何もしないのは怠けの罪

 私は昭和十五年七月に入信しましたが、その後、あまり熱心に浄霊のお取次はしておりませんでした。それは病人に接することが嫌だったからです。しかし、浄霊をいただきに来る人は毎日増える一方で、どんどん浄霊に来ました。あまりに来 …

神様は必要な時に人を使う

 戦時中、私はある土地で布教に専念していました。しかし、少しも成績が上がらず、いっそのこと東京へ引上げようかと思い悩んだ末、このことを明主様にご相談いたしました。  明主様は、私の訴えをじっと聞いていらっしゃいましたが、 …

すべて神様の大芝居

 いろいろ困った問題が起き、責任を感じてお詫びに上がりましたとき、明主様は、『みな、神様の大芝居だから、あなたは高見の見物をしていればよい。ハラハラすることもあるだろうけれども、あとになると、その意味がわかって来るから、 …

神様がちゃんと段取りをつける

 ハワイ布教のため、渡航準備に何かと忙しいころ、私はちょうど激しい胃のご浄化が続いておりましたので、霊的に浄めていただくことが何よりの準備と思い、ご多忙の明主様に、特にお願い申し上げて、ご浄霊をいただいておりました。   …

神様がもう準備されている

 昭和二十五年の五月一日──その日は私の教会の浄霊日で、平素御用にはげんでいる人たちの浄霊をしていましたが、最後の人を浄霊し終わったとたん、私は失神して倒れてしまいました。  寝ていたのは、私の考えではせいぜい二日ぐらい …