小説も出来るだけ読め
明主様は、信者の中で信仰的にコチコチになりやすい人には、映画や小説を出来るだけ見るようお奨めになったものですが、これは、とかく小乗的信仰に偏って、俗世間に遊離しがちな思想になるのをお戒めになったもので、少なくとも人を救 …
頭脳転換を計るため
本部では、毎隔日に映画をとりよせ、建設奉仕隊員はその都度、ご一緒に観賞させていただく光栄に浴しておりました。われわれも、よくも飽かずにごらんになられるものと思うのですが、それよりも、あれほどのご繁忙の中に、楽しみのひと …
奉仕者慰安の映画
私は昭和二十五年ごろから、箱根奉仕隊の責任者として御奉仕しましたが、当時明主様は私ども奉仕者慰安のため、ひと晩置きに日光殿で映画を上映して下さいました。そして明主様も、二代様、おばさまとご一緒にごらんになりました。映画 …
『行って来い』とお小遣いを
明主様が映画をごらんになられ始めたのは、たしか、まだ東京玉川の宝山荘で、当局の治療禁止の弾圧手段に隠忍自重して、待機の月日をお過しになっておられた昭和十三年秋ごろだったと思います。(ご商売をしておられたころはよくごらん …
映画監督にご褒美
明主様は、ある時、某映画監督の処女作を感銘深くごらんになって、非常にお喜びになられ、特に一賞を贈って、その優れた演出を激賞せられ、そしてその後、映画芸術向上のために大いに精進するようその監督を激励されましたが、この芸術 …
お食事あれこれ
私が、明主様の料理人として奉仕をさせていただくようになったのは、昭和二十三年からでした。最初は、どういうものをお出ししたらいいのか見当がつきませんでした。けれど、二、三回料理しているうちに、明主様のお好みは、だいたいこ …
『きりょうはいいが、中身が悪い』
明主様はクサヤがとてもお好きでした。それからカメイド大根を一夜づけにしたものとか、果物ではミカンを好まれました。 しかし、リンゴは『きりょうはいいが中身が悪い』などとおっしゃってあまり好まれませんでした。
御神業を遂行する身
御神業を遂行する自分という意味で、明主様はおからだを大変大事になさいました。 三輪善兵衛さん(ミツワ石鹸社長で明主様とはご親交があった)の家では、むかし、草餅を食べて死んだ人があるそうで、草餅を食べないのが三輪さんの …
おいしければおいしいと言え
ある日、ご陪食がいただけた時のことです。 『うちでも、たくさんの連中にずいぶんご馳走してやるが、おいしいものをおいしいと口に出さぬ者が多い。そんな連中には、もう出すな』と明主様はおっしやられて、お笑いになられたことが …
お口のまわりを白くして
私は箱根で菓子屋をしておりますが、よくお菓子のご注文をいただきました。明主様は大福がお好きで、お届けしました。あずきの餡のがお好きでした。東山荘へ大福をお届けに上がったことがありましたが、その時、おつきの方が「明主様は …