年よりも仕事の量で
年など数えてもなんの効能もないのでありまして、われわれは年を忘れなければいけません。明主様も晩年には徹底した赤ん坊気取りでおられましたが、あの意気を学んでいただきたいと思います。 ある人が、「明主様はまだまだ長生きさ …
一分一秒の無駄もなく
明主様がほんとうに一生懸命でいらしたことは、どうかしてこの救いの仕事を世の中に発展させたいと、一刻も惜しんで働くということでございました。 それこそ、みなさまご存じのように、朝起きられてから寝まれますまで一分の無駄も …
神人合一の境地に
明主様のご日常を思いますと、表面はまことに明けっ放しのように見えましても、その実は宗教家としてのお立場を自覚されまして、法に叶った節度のあるご生活であられましたことをしみじみと感じます。 あの時間のやかましくいらした …
玉川のころ
上野毛は明主様とともに十年も暮らしたところです。その上野毛にある五島美術館で、茶釜の展覧をしているというので、それを観に行くことになりました。 この美術館はもう大分前に建てられましたのに、私はどういうものか、なかなか …
なんでもサッサと
地方ご巡教の折には、私も時々お伴させていただきましたが、ちょうど京都の博物館にまいりましたときなど、明主様がいらっしゃるというので、近所のご信者のみなさまが大勢入口の所で待っておられました。 そこへ明主様が着かれまし …
ありのままのお姿
『執着はいけない』と後年よく言われましたが、うまくゆかぬとみると、ほんとうに思い切りよく方向を転じて、しかもそれによって決して萎縮することなく、常により上の大望を持たれては、着々実現なすっていらしたことには、全く敬服い …
人を裁かず
明主様は私の知っておりますかぎりでも、決して人を裁かれることはございませんで、もうまるっきり騙されてしまったような時でも、決して相手を悪く言われず、そういう言葉を聞いたことがございません。 失敗と思いましても、ただひ …
お美しいご夫婦愛
明主様、二代様のご夫婦はいつも、どこへいらっしゃるのにも、ほんとうにご一緒でございました。 また何を遊ばされるのにも、必ず二代様にご相談なされて、非常に二代様のお気持を尊重なさっていらっしゃいました。こんなことは、い …
『まだか、まだか』
お話相手ということでも、二代様は明主様のよきハーフでいらしたと存じます。 二代様はとてもご記憶がよく、また勘が鋭く、その上、アイデアと申しますか、思いつきというのが一種独特のおもしろさがございまして、美術のことにいた …
怒りを抑える修業?
明主様はご運動のために毎日のようにお散歩をなすったのですが、そのお出かけの時も、また、ひと賑わいがあるのでございます。 明主様はあの通りの素早さでございますから、『出かけるよ』とおっしゃいますと、もうお玄関に出ていらっ …