すべて神様の物である
明主様はおタバコ(朝日)も、口付けの間際までお吸いになられました。ご晩年には少しお吸いになられて、あとは『信者にやりなさい』とおっしゃられました。 懐紙で洟をおかみになられたのを捨てようとしますと、『もったいない。捨 …
一本のタバコも数回にけて
明主様は、おタバコを軽くおふかしになる程度でしたが、朝日などは三度にも五度にも分けてお吸いになり、大事にされました。 ごく晩年ですが、ある信者さんが、明主様のおタバコの吸いさしをいただいて吸ったところ、大変お蔭をいただ …
どんなものでも大切に
明主様は、物を徹底的に大切にされました。 鼻紙も二度お使いになったほどでした。また小さい紐でも、鋏で切るということはなく、丹念にほどかれるのです。「鋏をお持ちしましょうか」と申し上げると、『いらない』と言われます。 …
何度もつくろってあるシーツ
明主様は、いつもお手許にお盆を置いておかれ、その中にふだんお使いになられるもの(懐紙、爪切り、鋏など)を入れておられましたが、ある日、その中にはいっていた使用ずみの黒文字(楊枝)を、私は捨ててしまいました。すると明主様 …
何度も継いである袖口
世間一般の人は、“明主様は、さぞいいお召物ばかり着ていらしただろう”と思っているかもしれませんが、(私は明主様のお召物の御用をしていました)なるほど生地はいいものばかりお選びになりましたが、それをすり切れるまで着て、さ …
献上者の誠を召し上がる
明主様は、食べものを絶対に粗末になさいませんでした。ことに信者さんからの献上物は無駄にされず、時には、お出しした料理を食べ残されて、『これは、あした食べるから残しておくように』とおっしゃって、とっておかれ、つぎの日にお …
その人その人に合わせて
同じお詫びを申し上げるのにも、“申しわけなかった”と心の底より思った場合と、そうでない場合は、口に出てくる言葉が違います。 いつか、ある人が「おひかり」を落してお詫び申し上げました時“「おひかり」を落しまして申しわけ …
叱られてむしろ励みが出る
大森にご厄介になっていたころのことです。そのころ一番古いお手伝いさんで、きくという人がいましたが、その方が明主様の大切な食器を割ってしまったことがあるのです。 明主様はきびしいお方ですから、どんなお叱りをちようだいす …
心配だけで消えた罪
明主様は、品物の扱いについては、非常に厳しくあられました。御奉仕の人はよく、『言われたとおりしない』といってお叱りをいただいたものです。 いつかある人が掃除の最中、フトあやまってお気に入りの香炉を壊してしまいました。 …
私はゆるしても神様は
いつ、なんのことでか忘れましたが、お詫びに上がらせていただいた時のことです。 明主様は、『気がついてよかったなあ』と、他になんにもおっしゃらないで、ひと言だけ、しみじみおっしゃいました。私は冷汗をかきましたが、すっか …