ひとつの奇瑞

 昭和三十六年、私が山陰巡教の折、ある教会で明主様のお話をしておりますと、私の中からポーンと玉が飛び出しまして、それが明主様のお姿になりまして、御写真の方へ行かれたのを霊眼で見られた人がありました。

 そして、御写真の前で、明主様のお姿がありありと見られ、なんでも淡いねずみ色の地に錦糸で〝瑞雲″の縫いとりのしてある美しいお召物を着て、終始ニコニコ笑って、私の話をご満足そうに聞いておられたということでしたが、私の喜びは即明主様のお喜びでもあるわけであります。