自分のおかげはあと回し

 神さまの道は、自分のおかげはあと回<まわ>しになっても、まず人によろこんでもらいたいという心でなければ、ほんとうのご神力はいただけません。人をさきにする人は、神さまが見ておられ、守護してやらねばというわけで、生活面の保証<ほしよう>くらいはしてくださるものです。天地を自由になさる神さまですから、こちらが真剣ならご守護も絶対です。皮肉<ひにく>のようですが、こちらの誠次第でそれが真理なのです。

「栄光  四三〇号」