メシヤ【全世界に及ぶ光】

 「出張所の責任者が御浄霊の時に、霞のような物が纏まって人間の形になったものが目に写り″ワシはこの土地の二千年前からの先祖だ。これは結構なことではあるが、黙ってしてはならない。一応断って貰いたい″と言うので早速御参りに行きましたところ、患者が大変来る様になりました。そういう場合の御参りの方法はいか致しましたらーー」

 方法も何もない。いきなり行って、最初に、「今日からこの土地を拓こうと思いますから、どうか御守護御願します」、と御願と御断りと両方するのです。それは非常に結構なのです。私はそれをやりたいのだが、そうするといやに神道臭くなるので言わなかったのです。しかし時偶言う事はありました。

 「土地の守護神で御座いますか」

 土地の氏神さんです。それは本当です。最初は丸くなって来るのです。そうして人間の形になる時に丸いのがほごれてそうなるのです。

 「光でしょうか」

 光とも違うのです。それは神様の格にあります。高い神様だと光が相当あります。普通は白い煙です。霧の様なのです。産土さん位になると薄光がある。神という名が付くと薄光がある。良い神様になると段々光が強くなって来る。産土の神というと其土地丈の光しかない。

 それから國魂の神様というと、相当広い範囲になる。天照大神、素盞鳴尊とかそういう神様になると、日本とか朝鮮とか、それ丈の大きさの光になる。

 で、世界全部の光というと私に憑いているメシヤの神様です。之は世界全部になる。それで世界メシヤ教と言うのです。ですから世界という名が付いているのは、メシヤ教と紅卍会(こうまんじかい)です。紅卍会は至聖先天老祖という世界的の名前が付いている神様ですから相当なものです。

 至聖先天老祖というのは国常立尊です。

 ですから、私に憑いている神様というのは一番光が強いのです。お光様なんてのは、これは私か付けたのではないが静岡新聞が付けたのです。

 「あれは、お光様と言って居りますが、様の字を取っては言いません」

ちゃんと敬語を使っている。やっぱりみんな神様がやっているのですからーー。

「御垂示録12号」 昭和23年08月01日

御垂示録