私の先生が帰幽された時、明主様にお目にかかって、「先生が亡くなり、私の教会もまだ小さく、金銭の御奉仕も十分に出来ず、申しわけのないことでございます。今後はどんな心持ちで進んだらよろしゅうございましょうか」と申し上げましたら、明主様はお笑いになられながら、『おまえは、まだ教義一本の教育しか受けておらんだろう。それじゃ金持ちになれんぞ。金持ちになった時は、地上天国だ』とおっしゃられました。
「それまで命をいただけますか」と重ねて申し上げますと、
『ハッハッハ』とさらに大笑いされながら、『だれの弟子であっても、結局みんな私の弟子なんだよ。教えの主は私ひとりだ。せいぜいいろいろ教えてやるから、ほかの人々の真似をする必要はない。ただ私の言う通り、勇気を出してやりなさい』と御教え下さいました。