明主様はむかし機関紙『救世』から『栄光』に改題されます時、その『栄光』なる題字も昔の『読売紙のような草書体で専門家に書かせよ』と命ぜられました。早速お言葉に従って、名前は失念しましたが、書道の大家にお願いにあがって、“栄光”と書いていただいてごらんにいれました。明主様は『素直で良い字だが、惜しいかな細すぎる』とおっしゃられたので、ふたたび書家にお願いにあがりましたが、こちらの頼み方がまずくて書いてもらえませんでした。そこで今度は看板屋に頼みました。すると明主様は、『この字は金くさい。字に欲がからんでいて、死んでいるからだめだ』とおっしゃいました。何度か書き直しては、ごらんにいれたが、どうしてもお気に入られず、最後は仕方なく明主様にお願いして書いていただきました。それが栄光六十八号の題字です。