『わたしの時間は神様のもの』

 私はハワイヘ行く前(昭和二十八年二月ハワイ布教に出発)、明主様から十一回もご浄霊をいただきましたが、その三回目のことです。明主様がお出ましになる五分前に碧雲荘に上がって、お待ちしていました。
浄霊をいただくお部屋には、ふたつ座ぶとんが並べてあって、奥の方に明主様のおすわりになるお座ぶとんが置かれてありました。

 私がお待ちしていると、御奉仕の人が、スーッと障子をあけて、明主様は、その奥の方のお座ぶとんにおすわりになりました。私は黙ってお辞儀をして、そのまますわっていました。

 すると、明主様は私に、『前へ来なさい』と命令するように言われ、そして、『わたしの時間は、神様のものなのだよ。わたしがすわっても、まだあんたは、そんな所にいる。わたしがすわったら、一秒も待たずに浄霊ができるように、すぐわたしの前へ来てすわるものだよ』と言われました。