明主様は、ふかし芋がお好きで、毎朝召上がっておられましたが、特に川越産のお芋が大好物で、八時ごろふかし芋をよく召上がられました。
あるとき、その川越産のお芋が献上されましたが、その年は全国的にお芋が不作で、献上されたものの中にも、小さなお芋がはいっておりました。
私は、大きいものから選びながらふかしておりましたが、最後には親指大のものばかりになってしまいました。
それであまり小さいのはと思いまして、別のお芋をふかし明主様のところにお持ちしていただきました。
そういたしますと、明主様が、『あの芋はなくなったのか』とお聞きになられますので、「小さいものばかりになってしまいましたし、召上がっていただくには恐縮だと思いましたので、別のお芋を差上げました」と申し上げますと、明主様は、『私は信者の誠を食べているのだ。大きかろうが、小さかろうが問題ではない』とおっしゃられました。