『私の言葉を爪のあかほどに軽く思うな』

 明主様のお側に奉仕をお許しいただいた最初のころは、明主様のお言葉ひとつも真剣に聞き、なんでもお言葉通りに御用をさせていただきましたが、凡夫(ぼんぷ)の悲しさ、馴れてまいりますと、つい何気なく聞き流してしまうことがありました。そうしたある日、明主様が、『私の言うことは、些細なことでも、爪のあかほど、薄紙ほどに思ってはいけないよ。ただ素直に聞いて行えばいいんだ。私の言ったことを守って、人に悪く言われようが、憎まれようが、そんなことに驚いてはいけない』とおっしゃったことがあります。