昭和十八年二月、私は目の病も治って、初めて東山荘で明主様にお目にかかりました。お座敷でお待ちしていますと、しばらくして明主様がおいでになりました。そのとき、私は非常に大きなショックを受けたのです。
私は入口近くにすわっていました。明主様は机の前におすわりになっていました。私は初めてのことですから、じっと明主様のお顔を見つめていますと、その頭のところから白い霧のような光がスーッと出て来て、それがだんだん拡がって行きます。初めは円い形をしていましたが、それが次第に大きくなり、しまいには部屋いっぱいに拡がって行きました。
私は、これはいつも先生が言われている明主様のおひかりだと、すぐ感じました。神格をおもちになる明主様というお方を、私はその時、この目で見たのでした。
こういう力をもっておられるから、私の目も治ったのだと、いままでとちがった確信を抱きました。それまでは、先生が明主様を讃えて、神様扱いにしておられることに対しても、何かふっきれないものを私はもっていました。この目が治ったのは治療(浄霊)であって、このことはありがたいが、明主様というお方を、ただすばらしいお人と、尊敬しているといった私でしたが、この日をかぎり、私の魂の目もはっきり見開かれたのでした。