栄光

美術館出来るまで

 かねてから建造中の神仙郷も、いよいよ完成の運びになったので、私は慶賀に堪えないのである。と共に断然異彩を放っているものとしては、何といっても美術館であろうが、これも見らるる通り、想ったより早く出来、後は内部の設備だけと …

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赤痢流行について

 新聞紙の報ずるところによれば、今年の赤痢は空前の数字に上るであろうとの警告を当局は与えている。何しろ昭和二十三年約一万五千、翌二十四年は三万、翌々二十五年は五万、昨年は十万というように、一年にちょうど倍位ずつ殖えてゆく …

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私の考え方

 私は何事でも、非常に深く考える癖がある。たとえばある計画を立てたとする、それが大抵の人は、なるべく早く着手しようと思ってジットしては居られないばかりか、やり始めたらどうにかなるだろう位に運命に対する依頼心が強いが、さて …

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伝染病恐るるに足らず

 これから夏期になるに従って、諸種の伝染病が続出するとして、当局は大童になって、予防方法や色々な施設に懸命であるが、我々からみるとまことに情ないのである。何となれば医学はその根本が分っていないからでもあるが、根本さえ分っ …

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大乗愛

 単に愛といっても、小乗愛と大乗愛の区別のある事を、充分知らねばならない。そうして小乗愛の最も極端なのが、言うまでもなく自己愛で、次が血族愛、友人愛、団体愛、階級愛、国家愛、民族愛という順序になるが、ここまでの愛はことご …

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新世界の誕生

 我メシヤ教は宗教ではなく、宗教はメシヤ教の一部であるのは、常に私の唱えているところであるが、では一体どういう名称ならピッタリするかというと、標題のごとく新世界建設事業という名が合っていると思う。しかしこれでは何だか土建 …

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本教と社会事業

 よく本教へ対して、メシヤ教は割合社会事業に冷淡だが、どういう訳かと訊く人があるが、これは実におかしな質問であると思う。今それを詳しくかいてみるが、本来宗教と社会事業とは、似て非なるものである。何となれば宗教は精神的救い …

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死後浄霊十分にして蘇生させたこの大奇蹟

 本教信者が顕わす奇蹟の素晴しい事は、今更言うまでもないが、左の御蔭話〔略〕は心臓が停止していたのを、十分間の浄霊で蘇生させたという奇蹟である。こんな素晴しい起死回生的事実は、未だかつて世界に例がないであろう。もしこれが …

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宗教と妨害

 昔から宗教に妨害は付物とされているが、その中の一番大なるものは、かのキリストの受難であろう。その外釈迦に提婆なども有名なものだが、日本においても法然、親鸞、日蓮等の受難も衆知の通りであるし、近いところでは天理教、大本教 …

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﹅の文化

 この標題を説くに当っては、まず最初の意味からかいてみるが、見らるる通りとは、○の真中にチョンが点いているただこれだけなら別に大した意味はないが、実はこのの形程神秘偉大な意味はないのである。それは何かというと、この …

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