花柳病
花柳病は、医学上硬性下疳すなわち梅毒及び軟性下疳と淋病の三種とされている。もっとも医学は近来今一種発見され第四種ありとしているが、ここでは三種だけの説明で足りると思う。 硬性下疳は医学上スピロヘータなる黴菌によって、 …
精神病及び癲癇
精神病と癲癇はまことによく似ている。原因は霊的で、後に詳説するが、これ等の疾病は唯物的医学がいかに研究するといえども解決は絶対不可能である。しかるに近来脳の手術によって癲癇を治癒せんとする医家があるが、これ等は徒労でし …
婦人病
婦人病にも種々あるが、最も多いのは子宮に関する病気である。すなわち子宮内膜炎、実質炎、周囲炎、前後屈、発育不全、筋腫、癌等であり、内膜炎は子宮内壁に白帯下 による毒素が汚穢として付着する。その為のカタルによる浄化微熱の …
腫物及び火傷、切傷
腫物には瘍疔はもとより、普通の腫物、結核性、毒虫の為等種々あるが、いずれも浄化作用であって、体内の不純物が毒血膿汁となって皮下に集溜し腫脹し、皮膚を破って排泄せられるのであるから、全く生理的自然作用ともいうべきで、放任 …
乳幼児及び小児病
乳幼児及び小児に関する病気といえば、まず消化不良、便秘、疫痢、麻疹、百日咳、肺炎、喘息、脱腸、ジフテリヤ、腸炎、小児麻痺等であろう。乳児における消化不良は最も多く嘔吐、青便、泡便等の症状であるが、嘔吐にも単なる飲み過ぎ …
腎臓医術と若返り法
本医術は一言にしていえば腎臓医術ともいえるのである。さきに詳説したごとく、病原としての毒素は然毒、尿毒、薬毒の三種で、その三毒が最も作用する局所としては腎臓である。まずその順序を説いてみよう。 人間がこの世に生を享け …
本医術と既存医術
前項までにおいて個々の病気に対し概略解説したが、それ以外のあらゆる病気については類推すれば大体は分かるはずである。本来病気なるものは一定型的ではなく、万人が万人面貌の異なるがごとくことごとく多少は異るものである。例えば …
治療についての注意
治療についての個々の注意を挙げてみるが、人間を霊と体に区別する時、背部は霊にして腹部は体に相応するのである。したがって霊主体従の法則により、あらゆる病患は背部が重要であり、背部の治療をよく行わなければ真の効果はないので …
本療法の原理
本療法の原理を説くに当って、まず私がこれに着眼した動機を言おう。そもそも人間なるものはいかにして造られたかという事である。宗教によれば造物主の創作といい、科学ではダーウィンの進化論が唱える、アミーバが蜥蝪となり大蜥蝪と …
自然力
大自然、すなわち我々が呼吸し棲息しているところのこの世界の構成について、私の研究によれば、まず大別して三つの原素、すなわちさきに述べたごとく火水土である。そうして現在科学及び人間の五感によって知り得たものとしては、電磁 …