タビを脱いだり履いたり

 明主様は天真らんまんでした。咲見町でお祭のあった時など、演壇のうしろに腰かけていらして、足をもぞもぞさせていらっしゃる。そのうちにタビが脱げてしまいます。足の先をもぞもぞなさるのですから…。

 そしてまた、もぞもぞとタビの中へ足を入れておしまいになる。

 その無邪気なこと、ほんとうにいいなと思いました。無造作が、実に見事なんです。