美術館に、翌日特別に、有名人などが見に来られるという時には、直接明主様がお出ましになって、その人が喜ばれるようなものをご陳列になり、何かとお気をおくばりのようでした。また開館当時は、みな素人で、何から何まで明主様のお指図でさせていただいておりましたが、明主様は、ほんとうに細かいことまで、たとえばカーテンの開け方、閉め方までご注意になって、『カーテンは、こういうふうにしまっておくものなのだよ。自然に流れるようなカーブをつけて』と、身をもって教えて下さいました。
また、スリッパの揃え方、お客のもてなし方と、ほんとうに些細なことまで疎かにされませんでした。