少しの油断でも切り込まれる

 明主様に美術品をごらんに入れていた時、ある日こんなご注意をいただいたことがあります。

 それは、忘れて申し上げるべきことが足らなかったからですが、明主様は、『すべてこの世の中は、お互いに真剣勝負だ。少しの油断があっても切り込まれる。どんな場合、どんな時においても、隙がないように構えていなくてはいけない。そんなことでは、おまえは切り込まれて、ずたずたにされてしまって、真剣だったら命はないぞ』と、大要ですが、このようなお叱りであったと記憶します。