明主様は、東京銀座のトリコロールという店の、シュークリームがお好きだ、と聞いてから、私はいつも、その店のものをお届けするようにしていました。
あるとき、いつもお使いをする人の都合で、別の人が代わってお届けしたことがあります。
すると明主様は、そのシュークリームをひと口召上がって、『これはいつもとは味がちがう』とおっしゃられたそうです。
それはどういうことだろうと、さっそく調べてみますと、シュークリームは同じ店のだったのですが、その使いの人が不平たらたらでお届けした、ということがわかりました。そういう想念が、明主様にはすぐおわかりになったので、私は大変恐縮したことがありました。