ある時、お勝手で料理をしておりました奉仕者が、急に胸が苦しくなって吐きそうになり、どうしても仕事が続けられませんので、明主様は二階でお仕事中でしたが、ご浄霊をお願いにまいりました。
ちょうどその時、明主様はご推敲中でしたが、それをお聞きになられまして、『ああ、そうか。じゃ、そこにすわってらっしゃい』とおっしゃって、その人を部屋の隅にすわらされたそうです。
そして十分ぐらいしましたら、明主様が、『もういいだろう。帰ってよろしい』と言われましたので、その人は“お仕事中だから、夜にいただけるんだな”と考えながら引き下がったそうです。
帰ってくるとみんなに、「あんた、顔色がずいぶんよくなったじゃない。よかったわね」と言われるので、気がついてみると、ほんとうによくなっていたそうです。
そのことを夕方明主様に申し上げますと、明主様は、『お光が強くなったから、想念の浄霊で治るんだ』とおっしゃったそうですが、非常にお忙しい場合には、そういう形で、浄霊されたこともあったそうです。