同じお詫びを申し上げるのにも、“申しわけなかった”と心の底より思った場合と、そうでない場合は、口に出てくる言葉が違います。
いつか、ある人が「おひかり」を落してお詫び申し上げました時“「おひかり」を落しまして申しわけございません”とお詫びすればよいのに“「おひかり」の紐が切れて落しまして申しわけございません”と申し上げて、明主様からご注意いただいたことがあるそうですが、この場合、結論的には紐が切れたからしようがないと、理屈をつけてお詫びしていることになるわけですから、それをおさとしになるのです。
ですから、明主様はお詫びの仕方によっては、『なんでも、すぐ詫びればいいことだ』とおっしゃる場合と、『あやまるということは恥だぞ』とおっしゃる場合もあって、その人その人に合った叱り方をされます。