午前二時になりますと、明主様は、『きょうはこれまで』とおっしゃって、おやすみになる準備に取りかかられます。
冬などは、ご自分で火鉢の火や炬燵の跡始末までなさって、それから寝室へおはいりになります。
時には、おばさまが起きていらっしゃって、跡かたづけをなさろうとされますと、明主様は、『いいよ。私がかたづけるから』と言われ、火消し壺をもっていらして、ホタルのような残り火まで始末されるのでした。
ご巡教など特別のことのないかぎり、明主様のご日常は、こうして、ふたたびあすの太陽が昇るまで、安らかな休息にはいられるのであります。