『世界に知らせよ、薬禍薬害』

 教会長先生とふたりで、明主様にご浄霊をお願いに上がりました時、先生のご浄霊を終わられ、つぎに私が明主様の前に進みますと、私の膝が明主様の膝に、ほとんど接するばかりに私を近寄せられて、初めに私の脳天をご浄霊下さいました。その時に短いお言葉をいただきました。

 『全世界の人に、薬禍、薬害ということを知らせれば、世界が救われるのですよ。人類を救うということは、ただこの一点にあるのですよ』

 この御教えは、再三再四、御論文に、お言葉にいただいていたのでありますが、この時のお言葉は、私の心の奥底に焼きつくように強く印象されました。

 ハワイ布教の後、米本土に移りまして、米国民の現状を少しずつわからせていただくにつれ、渡米直前にいただいたこのお言葉が、その時、私が理解し得たよりも、さらにさらに深い意味があることを、次第にわからせられたのであります。