生産的なことはしない

 昭和十六年のことです。そのころの明主様は官憲の圧迫によって治療もあまりなさらず、毎日観音様のお絵を描かれて、毎日静かな日を送っておられました。そして、退屈なさいますと、私を相手にいろいろなことを話されるのですが、ある日明主様は、『人間はいつでも生産的なことをしなければいけない』とおっしゃって、『わたしは、神様の仕事をしている大事なからだだから、いくら暇な時でも、非生産的な遊びごとはしないよ』とおっしゃいました。