キーワード:「先祖」

昭和二十四年四月十三日 講話(4) 光録07

 水平社ってのはなんでもないですよ。先祖が朝鮮から出てるんですよ。昔の日本人はね獣を殺して食うのは嫌ったんですよ。ごく昔は肉も食ったんですが、仏教が渡来してからそうなったんですね。ところが戦国時代なんかには皮の靴だとか、皮から作ったものをそうとう使ったんで四つ足を殺さねばならなかった。それをふつうの人はとても嫌がったんで、そこで朝鮮から来た人たちにやらせたんです。で、そういうことをやるのを特殊職業として付き合わなかったんです。昔はひどく四つ足を嫌ったもんでね、明治になってからでも田舎などでは、肉は食べたいけど四つ足は穢わしいからってわけで、わざわざ家の外で煮て食ったものなんですよ。(笑声) いまは日本人は全部肉を食べるから全部水平社と同じですよ。(笑声) それだけのものですよ、水平社ってのは。第一階級制度なんてものは早く撤廃してゆくのが本当ですよ。これなんかも封建時代の風習がまだ残ってるんですね。

昭和二十四年五月三十日 講話(5) 光録08

 これはね、御主人の霊の執着いかんで違うんですよ。執着の強い霊だとちょっと困りますがね。また、あっさりしたのだと諦めたり、我慢したりしますがね。……この人は二八歳ですね。信仰に入り、光明如来様をお祀りしてから少なくとも一、二年経てば再婚していいですよ。御主人が霊界で改心しますからね。自分の心の頼みが間違ったことが判るんですよ。それから仏様にお詣りするときにそのことを言うといい。年中ではなくて、ときどきでいいですよ。「私は独身を通すことはあらゆる事情からできかねるから承知してください」ってね。そうすれば御主人の霊も判ってくるし、また本人が判らなくても先祖が言いきかせますからね。また、光明如来様にお願いすることです。お願いすれば、光明如来様のほうでちゃんとやってくださいますよ。しかし霊の執着の強い場合はすぐにってわけにはゆきませんからね。まあ、一、二年も経てばいいでしょう。それから主人が改心したかどうかは自分にも判りますよ。主人の執着があるうちは、再婚しようとしてもなんとなく気がすすみませんがね、執着がとれるとそういうことはなにもなくなりますからね。

昭和二十四年七月三十日 講話(22) 光録09

 ええ、整理していいです。そして墓は一基でいいですよ。ただ、面識のある霊の名は横に刻むんです、正面には「何々家先祖代々」を刻みますから。それが本当ですよ。それから骨はね、面識のない霊のはひとまとめにしてもいいし、面識ある霊のは別個にしておけばいいんです。

昭和二十四年七月三十日 講話(24) 光録09

 何々家先祖代々之霊

  「何々家先祖代々之霊」が本当ですね、それから戒名は刻んでいいんですがね、墓の正面はいまのようにして、横か裏に戒名を書くんです。その場合、霊の位に応じて正しく書かなければいけません。例えば、ひいおじいさんを一番先にするとすれば、次にはおじいさんそれからお父さんっていった具合にね。順序さえ正しくすればいいんです。

昭和二十四年五月十三日 講話(20) 光録10

〔 質問者 〕幼いとき母が離婚いたし、母に育てられましたので、現在仏壇に母方の先祖の位牌のみお祀りしてありますが、父の位牌もお祀りしたほうがよろしいでしょうか。

昭和二十四年八月二十一日 講話(7) 光録11

 そんなら外へ出さなくちゃいけませんね。稲荷には二つあってね、ずっと先祖からあるのは、先祖が畜生道へ堕ちていてこの家を守護してるんだから家の中へ祀らなければいけません。それから中途から祀った伏見だとかなんだとかいうのはね、外へ祀るのが本当です。

昭和二十四年八月二十一日 講話(12) 光録11

〔 質問者 〕彼岸の中日に先祖の墓にお参りいたしました際、ちょっと無縁仏にもお参りいたしましたが、帰宅後娘を御浄霊いたしますと、その無縁仏が懸って来まして、毎月二一日にお経を上げてくれと申しました。これはやはり毎月二一日にそこへ行って善言讃詞を上げねばいけないでしょうか。それとも家にいて善言讃詞を上げるだけでよろしいでしょうか。また二一日以外にお墓参りいたしましたとき、その無縁仏にお参りすることはいけませんでしょうか。

昭和二十四年八月二十一日 講話(27) 光録11

 いいですよ。霊線を伝わることによっていまに本家も変わってきますよ。しかしこんなふうな宗旨替えをすると先祖が怒るから、この本家にろくなことはないですよ。先祖が腹を立ててなにかやりますからね。それで気がつくようになってくるでしょう。